2009/06/28

NY旅行3日目 MET ~ Wicked

とうとう自由行動も最後の日を迎えた。

今日の予定は
メトロポリタン美術館
Wicked
・ロックフェラーセンター
・ガイドに載ってたハンバーガーを食べる

朝ご飯は先日買った、ローズマリーラップの残りだ。
ビタミン何とかという黄色い飲料は、透明ふたのプラスチックまで黄色く染まっていて、ホントに体によいのかが微妙だ。味は美味しくない。



まずはMETから。
Penn駅からMETへは微妙にアクセスしづらい。なので、123線で86丁目駅まで行って、そこからセントラルパークを横断していくことにした。
今日はメトロカードは1日乗り放題を買った。ガイド本では7$とあったけど、値上がりしたのか7.5$になってた。
86丁目に着いて地上へ出ると、早速どちらへ進んでいいかが解らない。緑の木々が見えたので、セントラルパークだろうと進んでいったら逆方向のリバーサイドパークの方だった
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公園の中をひたすら20分ほど歩くと右手にMETが見えてきた。




昨日もツアーで外観だけ見たけど、やっぱ建物がデカい。



着いたのは11時頃。admission(入場料)は基本は大人20$。でも無料で入ることも出来る。
ここで使わないと、そのまま日本へ持って帰ることになりそうなT/Cを使ってチケットを買った。
チケットは入場して左右どちらの受付でも買うことが出来る。
買うとバッチをもらえるので、それを目に見える所(服の襟など)に留めればよい。


1F エジプト美術 Egyptian Art





・アメリカン・ウイング American Wing





・近代美術 Modern Art
ここら辺の絵はまったく良さが解らなかった。


・ヨーロッパ絵画 European Paintings(だと思う…)
自分はこういう生々しい絵が好き。


中2階あたり?


こういう楽器を弾いてる絵は好き。


1F 武器・よろい・かぶと Arms and Armor
FF12を思い出させる。 日本のカタナもあって、刀身が綺麗だった。


最初の方は写真を撮ってたけどあまりの多さに撮ることも諦め、見るというか
素通りする感じに。。それでも2時間以上歩いてもまだまだ。全部は見きれない。
13時半頃になって空腹もピークになったので美術館を後にした。
フェルメールとゴーギャンの絵は見たかったなぁ~。

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昼食は地下鉄456線68丁目駅のスタバへ。
3日目にしてやっとスタバへ入れた。
相変わらず買いたいものを伝えると、それに対して何か言ってくる。でもそれが聞き取れない。
そうなると単語単語のしどろもどろな言葉になる。
でも最後にThank you!というと、必ずYou are welcome!と返してくれる。
ここではラズベリーベーグルと劇鑑賞中に眠くならないようIced coffeeを買った。
NYのファーストフードでは全ての商品にカロリー表示がメニューに併記されている。
これは州の法律で義務づけられてるらしい。

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腹も膨れたし、少し早めに着くけど劇場へ向かう。
Times Squareへ向かうには63丁目駅でF線に乗り換え更に乗り換える必要がある。
書くのが面倒になってきたのではしょるけど、ここで乗り換える電車を間違えて逆方向へ行ってしまった。
着いたのは見知らぬ雰囲気の場所。戻り方向の改札を抜けようとするとエラー音が出て通れない。
これは1日乗り放題のメトロカードも再入場は18分しないといけないから。
でも待ってたら3時に間に合わない。ボックス内にいる駅員に話しかけるけど、うまく事情を伝えられない。こちらの言うことがわからず、露骨に嫌そうな顔をする駅員。
I want to go to Times squareを連呼してたら何も言わずに改札を開ける操作をしてくれた。

この後も再度電車の乗り換えに失敗したり、地上に出た後の進む方向を間違えたりと
天才的な方向音痴力を発揮して、着いたのは開演5分前だった。

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ガーシュイン劇場は想像してたよりも小さく、四季劇場よりもこぶり。
こんな狭さで役者さん達がぶつからないのかな?というくらい。
そして、オーケストラ席は伊達ではなく、前から10列目ほどの超良い席だった。
H116で右よりな席。
1幕目終了後の休憩時に2F最後列まで行ってみたけど、四季劇場より
全然オッケーな遠さ。

開演前は何人も写真を撮っていたので便乗して写真を。
写真になると遠く写ってしまうカメラでもこの大きさで写ることから
どれくらい舞台に近いかがわかる。



劇開始後のオープニング曲を生で聴けて本当に感動した!
んで、本場のGlindaは沼尾さんのグリンダよりも更に仕草が可愛い。
喋り方も動作も笑わせてくれるし魅了される。

曲以外の台詞部分は95%は何を言ってるのか聞き取れず、時々話すジョークに
ついても観客が笑っていても自分には意味が解らないので笑えない。
それでも日本で3回見ているのでストーリーは解るのが救い。

日本のWickedを日本語で当たり前のように聞きとれて理解できたように、
普通に英語を喋る人なら、こんな早口な言い回しを理解できるんだろうな、当たり前だけど。
それを自分は出来ない。それがくやしい。

2幕目からはシリアス度が増して笑う部分は少なくなってくる。
言葉の分からない自分でも泣けてくる。

劇終了後のカーテンコールでは、ほぼ全員スタンディングオベーション。
日本では拍手を続けてると3回はくり返されるカーテンコールがこちらでは1回で終了。
熱い人達なのかあっさりしてるのか、少し混乱したw


終了後、会場外の様子。













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自分はなんでこんなにWickedが好きなんだろう。
たまたまNHKの番組で紹介された沼尾さんを見たかっただけなのに。
それなら別にNYへ観に行く必要はないじゃないか、と思う。
でも音楽がミュージカルの範疇を外れてポップだったりロックだったり、
幸せそうな登場人物が手塚治虫のキャラのように突如慈悲無く酷い目に遭うところが自分の琴線を振るわせるのか。
何回も同じ本を読んだり、映画を繰り返し見てる人、いるよね。ストーリーは知ってるじゃん!って思うことがある。
そういう、端から見てハマるというのが、自分にとってはまさにこれだったんだろうな、と思った。

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