2009/06/27

NY旅行2日目 マンハッタン日回りツアー

NY1日目のあらすじ
無事NYに着いた自分は腹ごしらえにチョコチップパンを買った。
そこには毒が入っていた!自分が取引先に出向くことで困る団体からの罠だったのだ!
世界を左右する取引に自分は果たして行けるのかっ…!?

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目覚めたら6:30だった。おでこは冷たく、熱は引いていた。
無事、復活したみたいだ。

今日は「あっとニューヨークの市内一日観光」に申し込んでた。

3泊でNYを自分一人だけで回りきるのは難しい。
行きたいところに集中して行きたい、けどそれってNYの一部だけしか楽しめてないじゃんってことで、浅くでもいいから一通りのNYを知りたいので申し込むことにした。

8:10にホテル前で待っていると小型バン車が止まり、中から日本人が
降りてきて呼びかけてきた。今日の案内をしてくれる人だ。
車の助手席に乗り込むと、後ろにはすでに参加者がいてみなで自己紹介をした。
真ん中の列がHさん父娘。後ろはYさん夫妻とお子さん。みんな日本人。


ツアー開始。

・チェルシー Chelsea
Penn駅からスタートしての最初の場所は、ミッドタウンを南下したミートパッキングエリア。
ビスケットのナビスコ工場跡はショッピングセンターとして栄えている。
周辺は精肉工場が多いのだけどショッピング店が増えてきていて、精肉関係は
よそへの移転を迫られているとか。




・グリニッチビレッジ Greenwich Village
昔は芸術家の貧乏な人が多かったけど、今は高所得層の街になって自然と芸術家達はよそへと行かざるをえなくなった地域らしい。

・ソーホー SoHo
以前は工場が多かったけど、つぶれた後に安い家賃を探していた芸術家が住むようになり
芸術家の街になる。それも高級ブティックが増えてきて家賃の払えない芸術家は去るようになってしまったとのこと。










・リトルイタリー Litlle Italy
・チャイナタウン China Town
移住イタリア人がたくさん集まっていた地域。その南にチャイナタウンがあるんだけれど、中国パワーによりどんどんチャイナタウンに浸食されてきてるとのこと。さすが中国人。
違法滞在者もかなりのものだけど、それを全て取り締まって強制帰国させると経済に支障がでるので、ある程度目をつぶってるところもあるんだとか。





■ロウアーマンハッタン Lower Manhattan

・ワールドトレードセンター跡地 Grand Zero
まだビルの基礎も出来てない状況なのかな?柵があって中はよく見えなかった。
8年経ってもこんなかんじ。淡路大震災と同じく復旧するにはまだまだ時間がかかるんだろうね。



・自由の女神 Statue of Liberty
自由の女神があるリバティ島への上陸はせず、その脇を通る定期船に乗って
自由の女神を横から小さくだけど見ることができる。

その定期船はスタテン島の往復で、乗船料は市が負担するので我らは無料!
行きは船の右側に女神が、帰りは左側で見ることが出来るよ。
写真で見ると小さいけど、肉眼で見てもやっぱり小さいw
でも実際に行って登るとなると、早朝でも結構待つそうだから次回時間に余裕があるときに行こうかな。
この船に乗っているときにHさん親娘と結構仲良くなれた。
何より久しぶりの日本語で話せることが嬉しい…。








・ウォール街 Wall Street
・ブロンズブル Bronze Bull

車の中からしか撮れなかったけど、証券取引所の地なのでジョークで設置されたみたい。
牛のお尻には立派な玉玉が二つあって、御利益があるのか無いのか不明だけど、みんながそれを触るから銅色から本当に金色になっているというw

なぜ牛なのかというのも理由があって、ブルは「雄牛」を意味して、その角が上に突き上がってる姿から、相場に対する強気な見方を証券用語でブルと言うため。

↓のページで立派な写真が見れるよ。
ニューヨーク・ニューヨーク- Scent of New York - : ウォール街の牛さん♡ (Charging Bull)

・フェデラル・ホール Federal Hall National Memorial
初代大統領のワシントンが就任の宣誓をした地を記念するホール。



・ブルックリン・ブリッジ Brooklyn Bridge
2km以上あるのかな?歩くと40分くらいで、この橋の上で結婚式を行う人もいるらしい。
昔から橋は二つのものを結びつけるということで縁起のいいものととらえられているからとか。




橋の下のデッキで少し休憩。ここは夜景が非常に素晴らしいとか。今回は夜景を楽しむことが出来なかったので次回行ったら是非見たいなぁ。
もう1組の親子と少し話すことができた。ミシガン州に住んでいる方でマンハッタンに観光にきたとのこと。お子さんは7歳位かな。英語も日本語も話せるそうで、ツアー中は日本語で話してるのが聞こえた。ただお母さんによると、学校でも当然英語で話すし、英語で思考するようになると日本語はどうしてもたどたどしくなってきてるみたい、と仰ってた。



・ミッドタウンイースト Midtown East
・国連本部 The United Nations Headquarters
休日だからなのか、国旗はしまわれてた。NHKから提供したテレビ会議システムによりスムーズな会議が進むようになり好評なのだとか。





・タイムワーナーセンターでお昼に。
ここではHさん達と一緒に食事をした。英語がほぼ話せない自分を気遣って一緒に食べましょうか?と話しかけてくれた。感謝!
Hさんはお父さんが定年リタイアしたらしく、娘さんは海外を回る仕事なので、NYに来る?と言ったらお父さんが喜んで着いてきたそうw
娘さんはNYにもよく来るのだけどお父さんの観光も兼ねてこのツアーに参加したそう。
親孝行すなぁ。自分も連れて行きたいなぁ。

腹を満たして…
・ダコタハウス Dakota Apartments
最上階にはジョンレノンとオノヨーコが住んでいたところで、現在は最上階の半分をオノヨーコが住んでるらしい。
入居するには高額な賃貸料を払える経済力を持っていることは当然、住居者全員の承認が無いと住めないんだそう。





少しでも近づくとガードマンにぶっ飛ばされます!



・セントラルパーク Central Park
ダコタハウスのすぐ側のセントラルパークにはオノヨーコがデザインしたモザイクがある。
結構人だかりが出来ているものの、誰もこの上に乗ったりはしてなくて、また乗るのははばかられる空気がこの上には漂っている。





・セントジョンディバイン大聖堂 The Cathedral Church of St. John The Divine
サグラダファミリアと同じく、こっちも未だ完成せず色々と作り続けてるんだとか。




・コロンビア大学 Columbia University
NHKのテレビ番組で見てから、訪れたいと思ってた場所。
ミーハーな感じではあるけど、まさか実際に来れるとまでは思わなかったなぁ。
自分もこれでコロンビア大学に入学したことになるな!
ホントはツアーでの10分ほどじゃなく、もっとゆっくり散歩したかったけど、それもまた次回に!








・グラント将軍の墓 Grant's Tomb
南北戦争の将軍として勝利し、大統領を二期つとめたアメリカ真の英雄。…と言われるものの、ガイドさんによると北と南でこの人への印象が変わるようです。中には奥さんの墓と仲良く並んでるのが上からのぞける。中でお土産を売ってるんだけど、店員さんはこんな静かな中をずっと過ごしているのかと思うと1日が長くて大変だろうな、、と思ってしまった。




・ハーレム Harlem
・アポロシアター Apolo Theater
正直今のところあまり興味が無い…。チャイナタウンと同じく、ハーレム地区にくるとほとんどの通行人が黒人になる。自分はイエロー人種でお互い見た目で違うけど、やはり黒人の威圧感というかそんなものを感じてしまう。ガイドさんによると治安は昔に比べると良くなったけど犯罪に巻き込まれても文句の言えない場所であることには違いないとのこと。



セントラルイーストを通ってメトロポリタン美術館前まで来て日回りツアーは終了。
ここでロックフェラーセンターに登るチケットをもらうか、エンパイアステートビルに登るチケットを選んで解散となる。
エンパイアは待ち時間が長いということで、自分は待ち時間の少ないロックフェラーを選んだ。
Hさん親子はエンパイアを選び、MET美術館にお父さんが行くということで車を降りてしまった。結構話が弾んだので連絡先の交換もしたかったのが心残りだった。
Yさん親子はロックフェラーでハードロックカフェに行きたいとのこと。
自分はミュージカルのチケットを見たいので、タイムズスクウェアまで送ってもらってツアーは本当に終了。

ガイドさんは17年前から住んでる日本人で、小ネタやうんちくが多く、移動時間中もNYの面白い話をいくつもしてくれた。自分が東京案内をするとしたら、ここまで楽しませられるかな?と思って東京案内の本でも買いたくなってしまった。とても良いツアーだった。

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タイムズスクウェアのTKTSで下ろしてもらうと、目の前には長蛇の列が。
TKTSは、当日開催されるショーのキャンセルチケットを最大半額で販売してくれるコーナー。
安く買うためにこんなに並んでるのだ。

観たいのは明日なので今日は買えない。しかも買える保証は無い。なのでここで買うのは諦めた。そしてインフォメーションセンターへ。ここのお兄さんにWickedのチケットを買いたいことを伝えるとSold outとつれない返事。
観られない、、手に入らない、となると途端に欲してしまうのが人の性。
モヤモヤした気持ちを抱えて何の解決に繋がるとも思えないけど、とりあえずWickedが開催されているガーシュイン劇場へ行くことにした。

↓ここはガーシュイン劇場じゃないよ。


劇場に着くとロビーはガラガラ。チケットブースへ行って明日のチケットがあるかを聞いてみた。そしたら、「ある」と言う!そこで場所を聞いてみるとオーケストラ席だとのこと。とても良い席ですよ、なんてことを言っている。他に安い席があるのかを聞く能力も無く、せっかくの本場ミュージカル、イイ席で観ちゃいなよ!っていう心の言葉が届いたので買うことにした。
明日のPM3時からです、という言葉を聞きながら、クレジットカードにサインをしていると、とうとうここまで来たんだ、と思った。インフォメーションセンターの時点で諦めなくてよかった。

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ホテルに一度戻ってからエンパイアステートビルへ行くことにした。
入場チケットは持ってないけど近いしとりあえず行ってみようと。
歩いて10分ほど、これがそうなのかな…?
霧?雲?もや?で隠れて頂上が見えなかった。


この後はホテル前のマディソンスクウェアにある本屋に行った。
ネットワーク系の技術本でも買おうと思ったけど、ノリで買うには高すぎた。
日本語の勉強本と観光本が売ってたので見てみると、旅で必要な言葉の内容レベルって
いかに自国語では簡単なんだろうと感じた。
「えき は どこ です か?」→「Where is the station?」
東北のわらぶき屋根の家が紹介されてたりして、自分でも行ったことないなぁ、とか。

これ以上は外を歩く気分になれず、ホテルへ。
PCも無いし、ネットも5分で1ドルなんて料金で使いたくない。
テレビを付けてても英語がBGMにしか聞こえず、全く耳に引っかからない。
やることもなく寝ることに。

…隣の部屋で夜の営みでOH~!Oh!!oooOOhh!と叫んでる声で目を覚まされた。…が、しばらくしたら収まった。
そしたら反対の隣部屋では夜の3時頃まで断続的にHello?と誰かに電話をかけ続けてる。
耳栓とiPodを忘れたのがホントに痛かった。。

明日はNY滞在ラストの3日目!

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