これは星守る犬よりも前だったんだけど。
前エントリの星~よりも格段にいい映画だった。
ブラックスワンを観て良かったなって思ったけど、今年はこれが一番印象に残るかも。
冒頭で聞くことになるJohn Mayer Daughtersもアコギと曲の雰囲気が良くて
エンドロールで名前を確認してしまった。
井上真央の雰囲気が朝ドラのおひさまでのものとまったく違ったり
永作の鬼気迫る我が子への演技はホントに母親そのものだった!
香川県小豆島(しょうどしま)の風景もすごく綺麗に見えたし、そうめん工場は
見学に行きたいと思ってしまった。
誰も来ないだろう工場に~.comと看板が書かれてたのはウケたw
徐々に迫り来る悲しい結果を思わせる小出しに心苦しくなってきた。
被害者側よりも犯罪者である永作びいきになってしまう演技が、永作演技の凄さだったのかもしれない。
小池栄子は演技してても、「小池栄子」なんだけど一生懸命その役柄になろうとしてたのが
分かり易くて好感がもてたw
俺の母親も自分も当時は貧乏極まりない状態だったけど、永作のような思いで育ててくれたんだなって思う。
母の子に対する思いは、やっぱり子知らずなのかもしれない。
二人の母の子供へ対する依存心も二様だった。
子供は親からは自立してたのにね。
人は愛情を注ぐ相手に対して、自分を知ってもらいたいと思うし、自分の経験したことも
知ってもらいたいと思うものだと思う。
だから、永作は井上に色んな事を経験して知ってもらいたいと思ったんだと思う。
それは愛情無しでは出来ないことだと思う。
まさに今の夏を思わせるような暑い空気を味わいながら汗と涙を流せる映画だと思った。
母はどう感じるか解らないけど、ディスクになったら買うから、観てもらいたいなぁって思ったよ。
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