帰宅から3日経って筋肉痛もやっと落ち着いてきたよ。
初の富士登山は過酷だった!
昼間から夕方まで山小屋を目指し、そこで小休憩して深夜から
早朝で頂上を目指して行く。
富士登山といえば御来光(富士山の頂上付近で日の出を見ることね)
らしいんだけど、雨がひどくてご来光は拝めなかった。
平地とでは気温が違うという知識はあったけど、ここまで寒いとは!
雨が無ければまだマシだったんだけど、容赦なく吹き付けられて
思考停止におちいるほどなのよ。
目の前が霧と雨と風でほとんど見えず、小休止して上を見ても頂上見えず
小休止、上を見てもを何度も繰り返してる内にいつ終わるのか?
ツアー客全体に合わせて30cmずつほどしか進めないのも精神的にキタ。
そんななか山頂に着いたと言われても何も見えないので
感動も何も無い状態だった。
ただ、登りはまだそんな辛い状況を楽しんでる余裕があったのよ。
「1歩前に進めば頂上に近づく!」
「リタイアしたら後悔する、頂上に着いたという事実が自分で満足できるはず」
「初富士山がこういう経験もいいじゃない」とか。
ホントに辛かったのは下山だった。
相変わらず雨と風で、行きは頑張ってくれてたレインウェアもとうとう
水が染みてきた。そりゃ10時間近く雨に打たれてりゃって感じだよな。
延々とジグザグ変わらない道を下りて、進んでも×2終わらない。膝も足裏もヤバい。
雨が弱くなってきたときに撮った写真↓ 登山中は雨で壊れそうで撮れなかった。
下山はほぼノンストップで3時間ほどで着いたんだけど、出発地点の五合目が
見えたときは「あ~~~!」って声が出たよ。0:30出発で10:30頃に帰還。
5人のうち2人は体調不良で途中リタイアしたけど、一緒に登頂を果たせた3人も
よく頑張ったなって思う。
今回登ったコースは河口湖口だった。(帰ってから分かった…)
往復15kmって書いてるけど、感覚的には30km位は歩いた感じがしたよ。
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今回はホント、過酷という一言に尽きて、楽しいことはほぼ無かったんだけど
こういう経験をしておくのは良いことだって思う。
やりたいと思ってたことが、先延ばしにして年を取ってくると
どんどん億劫になってくる気がする。体力的にも落ちてくるしね。
若い時は考えずに動けたのが、年を取ると、まず考えてから行動ってなる気がする。
色々な経験を積むうちに、考えずに行動した結果、ヒドい目に遭う確率が
多くなるってことを学習するからね。
なので、何についても動き続けてるってことはいいことだと思う。
止まってしまうと、次に何かをやり始めるときに凄くパワーを使う。
良く言えば慣性の法則で良いことは続けられるし、
悪く言えば惰性でやめられないことだってあると思う。
そう思うことが多くなってきたときに、この登山をしたことはよかったなって思うのよ。
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