かなーり前に買って読もうと思いつつ先延ばしにしていた作品。メールの購入履歴を調べたら、 2013年10月27日だったので、読了まで約7年かかったことになるw
買ったきっかけは忘れたけど、楽天koboのセールで安く、小説で評判のいい作品、くらいなノリだった気がする。
数年ごとに最初の10ページくらいで挫折して忘れてしまうので、今回は1節ごとに登場人物と内容を記録しながら読み進めた。また数年してから読み返すときにざっとどんな作品だったかを思い出せるためにも。
ざっくり書くと、1959年生まれの久雄が大学受験の失敗をきっかけに東京へ上京してからの仕事や周りの人とのやり取りが描かれた作品。各章で当時の年代の出来事の説明(流行りの音楽や世間情勢など)があって、自分は久雄より一回り以上年下だけど、当時はそういうニュースがあったなーなどと思い出しながら読んでいた。また、東京の色んな場所(日比谷とか、赤坂とか)へ移動する描写もあるので東京に住んでる人なら路線図を頭にしながら一緒に移動して読めるかな。
Amazonレビューで評価は高くて、やはり当時の気持ちを思い出しながら読み進めた人の懐かしさを刺激する作品なのだと思う。
久雄は何人かの女性との交流もあるんだけど、そこまで深い気持ちの描写はないので、読者が当時を思い返す余地を残している作りなのがいいのかもね~。
自分は、3章(レモン)の小山江里とのエピソードが一番印象的でした。最後の数行がイイね。
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