2010/08/10

本当の火の鳥

ふと、火の鳥の望郷編を読んでいたら少し違和感があったのでメモメモ。
借りた本と、持っている本を実際に見比べたら結構違っているところがあった。

角川→平成8年(1996年)
・ノルヴァが居ない

講談社→平成10年(1998年)
・唐突に宇宙空間をさまよっている
・ロミがいきなり一人
 (なので最後にロミが「帰ってきたわ」という部分が意味不明)

無理矢理登場人物を元から居なかったものと除外したりするもんだから
台詞も変わっている部分が多い。
その部分が自然じゃ無いから読んでて違和感がある。

一番最初に火の鳥を読んだのはソノラマ版で、これを読んで人生観が変わったというのが大きい。
発行社が変わったり、重版を続けるうちに改変されることが多い作者なんだってね。
くだらない指摘をする奴らのおかげで、作者の伝えたい気持ちは大きくねじ曲げられたかもしれない。

オンラインで読める手塚作品もあるだろうけど、それって「本物」なの?
本当の手塚治虫を読めない今の人(自分も含め)は可哀想だと思うよ。


今の日本って臭いものに蓋をすることが多いって思う。
もっとグロい部分を見せて、直視すべきだと思うね。

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