2012/12/03

アウトソーシング(仕事の丸投げ)

アウトソーシング(仕事の丸投げ)

企業は経費(主に人件費)削減をするために、社内の正社員ではなく
外部の会社へ運用保守を依頼する。
そのサービスが時期を経て終了したときに、外部委託なら
契約期間の満了として関係を外し、コストを削減出来るから。

アウトソーシング企業は契約を受注するために、
入札、相見積の際に出来るだけ安く価格を提示する。
実際に始まる案件・業務がどれだけ大変なのかの実態もわからず。

受注して運用を始めたらシステムに欠陥だらけの
問い合わせ満載、保守対応満載の案件だった。
炎上する対応会社。とにかく残業と新規人員を投入して
収めていくしかアウトソーシング企業側の選択肢は無い。
契約だから全部よろしくと丸投げする会社。そこに連携は無い。

日が経って別案件の打診がきた。前案件の投入人件費は請求出来ず赤字となった。
そして以前の提示価格より高くすることは許されない。
前回と同様の価格で受注して、炎上したときに会社の対応がとった答えは

サービス残業

仕事が出来て文句を言わない人に全力対応してもらう。
何とか鎮火しなきゃと目を血走らせる。100m全力疾走を何度も出来る人は
居ないように脳にも限界がくる。呂律が回らなくなってくる。
ぶつぶつ独り言が多くなってくる。顔がどんどん茶色く変色してきて
肌は枯れてヒビが入る。爪、髭、髪は伸び放題。
たまに昇天したような笑顔がヘラヘラ出ている。
壊れたら次の人、次の人、、

それで人が居なくなったら、求人をして厳選して
選んだ優秀と思われる人を、入社間もない文句の言えない状態で
OJTと称して炎上現場に投入する。

この経験こそがスキルUPに繋がるんだと言い聞かせて。

終電・タクシー帰り・会社宿泊それでも終わらなければ
土日休日出社。
上司はあともう踏ん張りと声をかける。その目は黄色く濁っている。
焦点はお互い合っていない。